"昨日、今年に入って初めて秋刀魚を食べました。
冷凍の秋刀魚でしたが、脂が乗ってとても美味しかったです。
私の場合、秋刀魚を食べると秋を感じます。

秋に旬を迎える魚は、他にも鰹や鯵、鯛などたくさんありますが、
秋刀魚は値段も安く私のような庶民にとって大変ありがたい魚です。

秋刀魚を私に強く印象付けたことがあります。
それは野球マンガ「ドカベン」です。
その中に秋刀魚と鯛が登場するのです。

主人公の「山田太郎」はじっちゃんと妹サチ子と3人暮らし。
いつも食卓や学校に持っていく弁当には秋刀魚が入っています。
一方、山田太郎の同級生でライバルの「岩鬼正美」は
金持ちのお坊ちゃんで、彼は魚を鯛しか食べたことが無く、
太郎の家で初めて秋刀魚を見た時は「秋刀魚って食べられるのかぁ!?」
と言って驚いていました。
このように秋刀魚と鯛が象徴的に描かれています。


当然わが家も昔から秋刀魚にお世話になっている家庭で、
1人で一匹まるごと食べられる魚なんて秋刀魚くらいしかありません。

鯛が一匹食卓に出ようものなら、何かよい事でもあったのか
と勘ぐってしまうでしょう。


私にとって秋刀魚の脂の乗った香ばしい香りやハラワタの苦味は、
我が家が平穏である事の証なのです。
今年もたくさん秋刀魚が食べられるよう、平穏でありたいと思っています。"

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